カテゴリー「性神 鹿沼市」の15件の記事

2010.07.07

鹿沼市磯町 村井の女躰(じょたい)権現

資料について(2) で紹介した「下野の道祖神」に掲載されている性神です。
国道293号線、例弊使街道沿いで鹿沼市磯山、小字は女体という場所です。

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国道脇から崖の岩肌を掘った急な階段を登っていきます。今まで何度か車で前を通っていますがここにこんな階段があるとは思いませんでした。


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登って行くと鐘があります。建造物はこれしかありません。


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斜面の岩に亀裂があるはずなのですが、雑草や土に埋もれて見る事ができません。
当たりをつけて撮影しましたが、帰宅後、資料の写真と照らし合わせるともう少し左手の藪の中のようです。



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周辺には石仏や祠などがあります。




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あまり収穫がないまま急な坂道を降ります。下には国道293号線が見えます。

以上、「下野の道祖神」を元に訪問した現況なのですが、まとめる上でこの場所を調査をなさっている方はいないかと調べていると、どうも腑に落ちない部分が出てきました。

玄松子の記憶胸形神社 の項では、当地より7キロほど北にある 鹿沼市村井町の胸形(むなかた)神社元々は女体権現だったとしています。

「下野の道祖神」 の本文においては、「下野国誌」から
>「村井ノ女躰権現」都賀群村井邑にあり是も日光滝ノ尾女躰権現のうつしなりといふ。
>また一説には、神名帳に載せたる村桧神社とも云、~。
と、引用しているにもかかわらず
>その村井邑は今鹿沼に編入されて大字を磯と呼んでいるところであるようだ、としています。

もしかしたら村井という地名が広範囲にわたっていた時代があったのかとも思いましたが、栃木県における市町村の変遷 によると、明治23年時には村井村は北押原村に、磯村は南押原村に周辺の村と共に合併していたようで、村井、磯の両村が同時に村井と呼ばれる地名であった可能性は、時代を経て集落が合併して大きくなっていく流れや村井村と磯村の距離からみても低いように感じます。
いずれ江戸時代以前についての資料で確認しなければいけない事と考えています。

そのようなわけで「村井の女躰権現」と目次タイトルにまで冠している村井という地名に触れる事なく、女躰権現の女躰から磯町の小字である女体に注目し、それを裏付け無く飛躍して結びつけ誤謬が生じているように思えてきます。

訪問時、たまたま国道を歩いていた近所に住むお年寄りの女性に、ここは何ですか?と尋ねてみましたが女躰権現という名称を聞く事はできませんでした。
子供の頃、遊び場にしていたそうです。たぶん資料の写真の様子から考えても現在よりは入り口がはっきりしていて階段も登りやすかったのではないかと思います。

「村井の女体権現」という名称に疑問も浮上し、性神そのものも撮影が出来なかった消化不良のエントリーになりましたが、この物件自体は、馬頭の御前岩  、 赤見の磯山弁天 (同じく磯であるのは地形と関連があるようです)、日光松原の弁財天 と同様のものとして分類出来る性神であるのかもしれず、周囲の住宅も少なく里山としてメンテナンスされてそれほど鬱蒼と木々がしげっていなかった時代には、例弊使街道の何がしかのメルクマールであったのかもしれません。

現地マップ
駐車場はありません。

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2008.11.18

鹿沼市草久(くさぎゅう) 金精神

物件は個人宅敷地内と思われますが、かろうじて道路から観察できますので掲載します。

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古峯神社へ向かう道の途中から右折して、少し走ると「不動滝入口・子安観音」という木の看板があり、その道を入ります。

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坂道を登っていくと左手のお宅の家屋の裏の土留め石垣の上にあります。

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大変見づらい位置にあります。


不動の滝と子安観音は天候が悪かったので訪問していません。



現地マップ

看板の近くに数台分の駐車スペースがあります。

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鹿沼市上南摩町 鹿嶋神社 男根神

発見できていません。

資料によると

  • 長さ30センチ
  • 社殿脇の石小祠

との事です。

訪問した印象では、近年境内が整備されたように思われます。

鹿島神社はここ です。

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鹿沼市富岡 金勢神

発見できていません。

資料によると

  • 121号線、例幣使街道の杉並木のはじまる少し手前を左に入ると急な坂道の途中の曲がり角
  • 坂の下には行川
  • 男根石を御神体とした道祖神
  • 長さ20センチ

との事です。

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鹿沼市高谷 神明神社 金勢神

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近所に人家が無い林の中にあります。

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石碑類と共に並んでいます。

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長さ50センチ弱です。

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現場では気がつきませんでしたが根元に丸い石が二つあります。





再訪したので画像追加しました。特に変わった様子はないようです。

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*2010-05-01追加






現地マップ

駐車場はありません。

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鹿沼市栃窪 金勢神

発見できていません。

資料によると

  • 山道の崖の上
  • 雑草に埋もれるほどの小さな祠
  • 毎年1月14日に金勢祭り
  • 祠の後方5メートルの山中に磐座(いわくら)ふうの場所があり、そこに祭りの日に木製男根が供えられる
  • 岩座に60センチの御神体の石製男根像が祀られている

との事です。

当たりを付けて行ってみましたが全くわかりません。

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鹿沼市千渡 千渡山の道祖神

発見できていません。

資料によると

  • 場所は千渡山の山中の四つ辻
  • 長さ60センチ

との事なので、一度アタックしたのですが見つけることが出来ませんでした。

三角点を発見したのみです。

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鹿沼市白桑田 男根像

個人宅敷地内ですが道路から観察できるので掲載する事にします。

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薬師堂があります。



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その左隣に男根像があります。



現地マップ
駐車場はありません。

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鹿沼市茂呂 高龗(たかお)神社 金勢大明神

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鹿沼市花木センターの南側になります。
高龗神社石碑。



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ある方のブログによると火災により社殿が焼失したとの事です。



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一番奥に塔碑類があります。
文字碑と自然石です。


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金勢大明神と線刻されています。
自然石の方は、よく見ると頭頂部に窪みらしきものが見えます。





現地マップ

花木センターの南側になります。
駐車場はありません。

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鹿沼市藤江町池の森 日吉神社 金清大明神

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神社は森の中にあります。
東から田んぼの中の道を通り上の画像の道を入ります。

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社殿です。


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社殿の裏手に碑塔類に並んで神殿があります。


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鍵がかかっていました。


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格子の間からカメラを入れて撮影しました。


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隣に小さいものもありました。






現地マップ
県道6号線の桜塚十文字交差点を南に下り、右手に数台の自販機が並んでいるところが侵入路への目印です。
一番上の画像の道を入って行くと神社のそばに駐車場があります。

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